投資による利益には大きく分けて二つがあります。
「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」です。
それぞれ説明していきます。
<インカムゲイン>
インカムゲインとは資産を保有していることで得られる利益のことです。
株式であれば配当金、債券や預金であれば利子、不動産であれば家賃収入などがインカムゲインにあたります。
株式の配当金は、会社が出した利益を株主(投資家)に還元する仕組みです。
どの位の配当金を出すのかは会社ごとに異なります。
業績などによって配当金は増えたり減ったりします。
株式を保有しているだけで毎年配当金を受け取ることができるので、高い配当金を狙って投資する「高配当株投資」も人気のある投資方法の一つです。
個人的にも高配当株投資は好きですし、お勧めです。
ただしインデックスファンドの長期投資と比べると難易度はだいぶ上がります。
ただ単に配当金をたくさん出してくれる会社を買っていると、痛い目を見ることになります。
投資に慣れてきて、業績をある程度分析できるようになってからにした方がいいと思います。
投資の利益には20.315%(所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%)の税金がかかります。
もちろん配当金からもこの税金は引かれますので、配当金のうち実際に手元に入るのは約80%になります。
<キャピタルゲイン>
キャピタルゲインとは資産が値上がりして売却した時に得られる利益のことです。
株価が値上がりして売ることで利益が得られますのでキャピタルゲインになりますが、株価が値下がりしてしまった時に売ると損失になります。
その損失のことをキャピタルロスと言います。
インカムゲインには損失が発生することはないので、インカムロスという概念はありません。
キャピタルゲインにも20.315%の税金がかかりますが、株価がどれだけ上がっていても売らない限り利益は確定しないので売った時に税金がかかります。